世界共生学科共催企画「北方先住民族の文化復興と国家政策:シベリア・北海道」が開催されました

2024年12月19日 | お知らせ

世界共生学科

 地田 徹朗

世界共生学科准教授

 2024年12月11日(水)、日進キャンパス821教室にて、講師として北海道白老町にある国立アイヌ民族博物館の佐々木史郎館長をお招きして、学科共催講演会「北方先住民族の文化復興と国家政策:シベリア・北海道」を開催しました(グローバル共生社会研究所、ワールドリベラルアーツセンターとの共催)。

 佐々木先生からは、2020年7月に開業した民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)の設立経緯や、同空間内にある国立アイヌ民族博物館の展示の特徴、さらには、その背景としての日本の先住民族政策の変遷、比較対象としてのロシアの先住民族政策の概略について、90分にわたって熱のこもった講演をしていただきました。教室がほとんどいっぱいになる92名もの方に来場いただきました(学生・教員も含む)。特に、1年生を中心とした世界共生学科の学生たちが、佐々木先生の熱意に応えるかのごとく、熱心に講演に耳を傾け、メモを取っている姿が印象的でした。学生たちを講演に引き込んでゆく、佐々木先生の「話力」にも感服をしました。

 今回の講演は、改めて、民族とはなにか、「共生」とはかくあるべきなのか、など様々なことについて考えるきっかけやヒントをわれわれに与えてくれたと思います。参加した学生たちは、今回の講演会で得た学びを胸に刻みつつ、大学での学びを深めてほしいと思います。

 ご多忙にもかかわらず、日進までご出張いただき、素晴らしいご講演をいただいた佐々木史郎先生と、ご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

世界共生学部世界共生学科は組織改編して、2025年4月から現代国際学部グローバル共生学科としてスタートします。