石川さん内定時インタビュー(公務員)

2022年3月1日
[公式]名古屋外国語大学 世界共生学部 世界共生学科

第二期生 石川 久美子さん(2021年度卒業)
就職先:静岡県庁

 

大学一年の夏休みに東北で減災プログラムに参加し、自然災害が人々やその暮らしにもたらす過酷な現状を肌で感じました。この経験から、いざという時の行政による対応が重要だと実感し、防災に直接携わることができる地方公務員の仕事に興味を持ちました。
その後コロナ禍で、目標としていた長期留学や、毎日の楽しみであった吹奏楽部やボランティア団体の活動ができなくなり落ち込みましたが、逆にこれらが公務員試験の勉強に力を入れるきっかけになりました。県庁の仕事は、産業振興、福祉、教育など幅広いです。大学でも、将来役に立ちそうな知識を習得できればとの思いから、憲法や地球環境と災害について学べる授業や、外国人支援に取り組む市民活動の現場を見学して学生同士で社会課題の解決方法について考える授業など、地方行政の現場に活かせそうな授業を積極的に受講しました。
静岡県は、楽器や自動車などの製造業が盛んな地域であるため在日外国人も多く、多文化共生が実践的に試みられてきています。世界共生学部の4年間の授業を通じて、「共生」にはさまざまな形があり、その実現は簡単ではないけれども、対話やコミュニケーションを積極的に行う必要があることや、双方にとってプラスとなるウィン・ウィンの関係を目指すことが特に重要だと学びました。卒業後は県職員として幅広い業務に携わる中で、人との出会いを大切にしながら、豊かで活力ある地域づくりのために自ら行動できる職員になりたいです。

 

・所属ゼミ:堀部ゼミ