留学を通して決意した支えてくれた人たちへの恩返し

水島 沙季さん

兵庫県警察

留学:
オーストラリア(TESSⅡ)

世界共生学科(※)には、1つの国際問題について賛否両論の立場から各チームの意見をプレゼンし討論し合うArgumentation & Debate(※1)という授業があります。この授業では、国際問題を多角的な視点で理解し、問題点を分析します。そして、英語で自分の意見を述べ、討論する相手を説得する力を養います。英語を学ぶのではなく、英語をツールとして使って多文化共生社会の実現に向けた知識を習得します。この授業を通じて、英語力の向上はもちろんですが、グループメンバーと協力し合い意見を出し合うことで学んだ協調性や、自分の意見を臆さずに伝える物怖じしない姿勢を身につけることができました。

3年時には、入学当初からの目標であった長期留学を実現できました。オーストラリアのタスマニア大学に留学しました。留学を終えて日本に帰国した時に強く実感したことがありました。それは、家族や友人など、周りで私を支えてくれている人たちへの感謝の気持ちです。この人たちに恩返しをしたいと考えた時、ふと思い出したのが幼い頃の警察官への憧れでした。日本の安心安全を守ることで恩返しをしようと思い、警察官を志望しました。採用試験に向けて毎日10時間近く勉強しました。その結果、兵庫県警察から内定をもらうことができました。警察には、外国人が関わる事件を取り扱う国際捜査課や通訳の仕事など、語学力を活かすチャンスもたくさんあります。

今後は、大学4年間で得られた語学力や物事を多角的に捉える力、何事にも物怖じしない姿勢を活かし、皆さんが安心して暮らせる生活のために尽力していきます。

※1. Argumentation & Debateは、グローバル共生学科のDebating on Global Issuesに該当します。

世界共生学部世界共生学科は組織改編して、2025年4月から現代国際学部グローバル共生学科としてスタートします。
掲載情報は取材時のものです。