教科書以上のリアルな学びができること間違いなし!

西村 里佳子さん

マルハニチロ株式会社

出身高校:
尽誠学園高等学校
資格:
TOEIC® 790点、日商簿記3級、貿易実務検定

入学先にこの学科を選んだ理由を教えてください

高校生の時に文化や宗教の違いから生まれる紛争や差別に興味を持ちました。知識として勉強する学校は沢山ある中で、名古屋外国語大学の世界共生学科(※)の専門的な知識を持ち実務経験のある教員のもとで国際問題の解決先を模索する学び方に惹かれたからです。

この学科を選んで良かったと思う点は何ですか?

専門的な知識と多角的な視野を身に着けられた点です。世界共生学科では学内外で実践的に学ぶ機会が沢山あります。授業ではリアルな事情をもとに国際問題を取り扱い、留学やロシアミッション、模擬国連などの学外活動にも積極的に取り組める環境です。社会問題や異文化理解への知識と経験は社会人になってからも大きなアドバンテージになります。

トム先生とクラスのみんなと一緒に。
卒業式にゼミでお世話になった近藤先生と写真を撮りました。

特に印象に残っている授業やカリキュラムは?

名古屋外大の特徴的な授業の一つであるAcademic Skillsは、各学生にランダムに選択された国際問題のトピックが割り振られ、そのトピックについて世界中の文献から情報を集め、プレゼンを行う科目です。世界中のニュースや文献から知識を得たり、教員やクラスメイトからの多角的な質問によって視野を広げられるとても面白い授業でした。

教員の教え方や授業の進め方で印象に残っていることは?

世界共生学科の教員は専門的な知識と実践経験のある方ばかりです。授業で扱う話題も教科書や本で学ぶ以上の知識と経験を用いて面白くしてくれました。また、授業外でも親身になって学業の相談に乗ってもらうことがしばしばありました。

大学生活で特に印象に残っていることを教えてください

大学生活で一番印象に残っているのは「世界青年の船」に参加したことです。大学も参加を推奨する日本の内閣府主催の国際事業で、世界10カ国を代表する青年たちと一緒に生活をしながら世界共生について学ぶ活動でした。全く異なるバックグラウンドを持つ人たちと同じ時間と空間を共有して生活する難しさと楽しさを感じました。

「世界青年の船」のJAPAN Nightで海外青年に日本文化の歌舞伎を体験してもらいました。

キャンパス内外の生活環境で特に満足している点は?

名古屋外大では、学内外の活動に積極的に参加できる環境があります。学内の留学制度だけではなく、私が参加した模擬国連や国際事業への参加に対して積極的に応援してくれたり、補助制度がある活動もありました。

課外活動で印象に残っていることは?

大学2年時に日本模擬国連大会に参加したことです。この大会では各々が割り振られた国の代表として国際問題について英語で会議を行い、平和的解決策を討論します。私もイラク代表として自国が抱える環境問題について周辺国と解決策を論じました。

ポール先生と学科生で模擬国連大会に参加しました。

就職先での仕事について教えてください

マルハニチロは世界各国からえびを買い付け、国内外に販売する事業を行っています。現在私はその事業の九州エリアの販売を担当しています。

学科で学んだことで今の仕事で役に立っていることは?

学科で学んだ異文化理解や異文化コミュニケーションは海外の生産者や工場とやりとりする際に必要とされるスキルです。現地の情報交換をしながら交渉をする際に役立っています。具体的には、商材の生産状況や販売状況を共有し、価格や生産量を交渉します。

就職先や職種を決めるきっかけとなった学科での学びは?

ゼミで学んだ異食文化に興味を持ち、食の持続可能性に関わる仕事がしたいと考えました。その中でも水産業は他産業に比べ資源量のコントロールが難しく食文化に与える影響も大きいため、日本で水産業に影響力を持つ企業を選びました。

入学を検討している方にメッセージをお願いします!

この学科では国際社会とつながり生活するための知識と視点を身に着けられます。面白い教員や学科生と一緒に教科書以上のリアルな学びができること間違いなしです。ぜひ、この学科で刺激的で素敵な大学生活を過ごしてください!

世界共生学部世界共生学科は組織改編して、2025年4月から現代国際学部グローバル共生学科としてスタートします。
掲載情報は取材時のものです。