技術の高さと伝統を感じた妻籠宿・馬籠宿(1日目)
2024年10月16日
2024年8月29日
今年度の地域創生科目南木曽プログラムでは、「南木曽町におけるSDGs」をテーマに活動しています。今日は事前研修初日ということで、妻籠宿と馬籠宿に立ち寄って街の雰囲気を感じ、景観の違いなどを実際に体験してきました。最初に立ち寄ったのが「妻籠宿脇本陣」と呼ばれる、江戸時代に参勤交代の大名などが宿泊した跡地に建てられている古民家でした。建物は明治10年に棟上げされた3階建てで、木曽檜が大量に使われているそうです。中に入ると、古民家独特の匂いが感じられ、部屋は囲炉裏から出る煤によって黒くなっていました。部屋の中心には囲炉裏があり、場所によって父、長男、嫁や子供の座る場所が分けられていることを学び、近代から戦前にかけての家父長制の名残を感じる場所でした。建物の作りも、自然光が入る量を季節によって太陽高度が変わることを計算して最適化させていたり、庭園が逆光にならない配置であったり、明治初期の不安定な時代に要人を匿うための隠し部屋が作られていたりと、当時の大工さんたちのプライドと技術の高さが感じられるものでした。午後に向かった馬籠宿では、比較的現代的な飲食店が多い中で伝統的な外観を意識して整備されており、妻籠宿とはまた違った雰囲気が感じられました。因みに僕は馬籠宿ではおやきを食べました。切り干し大根が特におすすめです。
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