期待と緊張の1日目!(2日目)
2024年10月16日
2024年8月26日
昨晩白老に到着し、今日から本格的に現地での活動が始まりました。連日35℃以上になる愛知とは打って変わって、白老の朝の涼しさが驚きでした。気温の違いを感じたことで改めて、北海道へ来たのだということを実感します。天気は生憎の小雨でしたが、新しい出会いへの期待を胸に早速フィールドワークに出かけました。それぞれの班が思い思いのお店や施設に向かい、聞き取り調査を開始します。私たちはまず白老八幡神社にお邪魔させていたただき、宮司の鈴木琢磨さんよりお話をお伺いしました。私自身が宗教や歴史について興味関心を持っているということもあり、とても興味深いお話をたくさんしていただきました。突然のお電話でのアポイントメントであったにも関わらずご快諾いただき、本当に感謝申し上げます。歴史ある神社として地域に根差し、人々と関わってきた立場であるからこそ聞けるお話は学ぶことがたくさんあり、非常にありがたかったです。
和やかな談話を終えたのちに、白老町役場にて町長の大塩英男さんへ表敬訪問させていただきました。直々に激励のお言葉をかけていただいたほか、私たちが白老に来た理由と計画についても問われ、はっきりと言葉にすることで自分たちの目的意識をはっきりとさせることができました。快く受け入れていただいたことに対する喜びを感じるとともに期待してくださっていることを改めて実感し、しっかりと研究し白老へ新しい価値を提供できるようにしなければと身の引き締まる思いです。また、役場職員の方々が着けていたネックストラップにアイヌ刺繍があしらわれていてとても素敵でした。滞在中、フッチコラチのみなさんのご協力で刺繍体験もさせていただけるとのことで、非常に楽しみです。
白老町役場からは、滞在期間中お借りするレンタサイクルに乗って帰りました。歩く時とはまた少し違った、風をきりながら街並みが流れていく感覚が新鮮でとても楽しかったです。このシラヴェロに乗って自分達でも白老町をまわることができるようになったので、明日からたくさんの場所に行ってみたいと思います!
その後は仙台藩白老元陣屋資料館に移動し、高校生ガイドさんによる解説を聞きながら展示を見てまわりました。仙台藩の武士たちと白老に住んでいたアイヌ民族との歴史が詳細に語られており、過去から現在に至るまでの軌跡や重要な出来事、当時の地図、道具などさまざまな観点から歴史を見つめることができ、たくさんの学びを得ることができました。また、館長の武永真さんより陣屋資料館の話に加えて白老町についてもご説明いただきました。陣屋資料館での学びを通して、明るい歴史ばかりではないですが、それもまた事実として私たちが受け止めるべきものであると感じました。過去を知ることで、共生の実現に向けて進むべき道が見えてくると考えます。そのためにも今日ここで得た学びをしっかりと整理し、明日以降のフィールドワークで得た学びにいかしていきたいと思いました。
今日一日を通してたくさんの人のあたたかさに触れることができ、白老町の人たちが私たちに対して心の距離を近づけて接してくださることがとても嬉しかったです。にこやかに私たちを受け入れてくださり楽しい時を過ごす中で、皆さんが白老町を愛し、町の発展を心から願っていることを強く実感しました。明日からもたくさんの人たちのご協力のもと学びを深めていきます。その全てに感謝の心を忘れることなく、白老町の魅力をさらに広めるためのヒントを私の視点を大切にしながら探していきたいと思います。
執筆者: 稲葉美空
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