語学力の徹底追求
学科独自のプログラムで身につける英語力
グローバル共生学科では、「多文化共生」「人権」「環境保護」など共通のトピックを多角的な視点でとらえ、4年間を通して英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)を学ぶことで、世界が抱えるさまざまな課題にアプローチできる英語力を鍛えます。
また、英語以外にも、一つの言語を初級、中級、上級と複数年にわたって段階的に学習することができる「複言語プログラム」も提供しています。
共通のテーマで英語の基礎力を身につける
英語基幹プログラム
「英語基幹プログラム」は1年次の必修科目です。グローバル社会に求められる一定レベルの英語力を身につけることができます。「英語基幹プログラム」のコンテンツを学科の専修科目と関連付けた内容で構成しているのはグローバル共生学科だけです。
グローバル共生学科の英語カリキュラムは、4技能向上はもとより、共生社会の知識を英語で定着させるために、「英語基幹プログラム」と「専攻言語プログラム」に使用するトピックを、「多文化共生」や「人権」「環境保護」など共通化したプログラムになっています。
グローバル共生学科独自の
専攻言語プログラム
全学共通基幹科目「英語基幹プログラム」で培った基礎力をさらに強化するのが、グローバル共生学科独自の「専攻言語プログラム」です。専攻言語の各科目は全て共通のトピックを用いつつ多角的な視点でとらえられるような学びとなっているのが特長です。
1年次ではSNSや世界の祭典など身近なテーマを題材として取り上げ、英語文献の精読に必要な方法の理解と活用を目指します。また、学術的な英語でレポートを書くなど基礎力を定着させ、自分の考えを論理的にまとめアウトプットする力を身につけます。
2年次以降は核や人権、SDGs、児童労働など多文化共生を考える上で重要なトピックについて、討論やプレゼンテーションを通して論理的に自分の考えを他者に伝え、アカデミックな方法で他者を説得する力を身につけます。多文化共生社会の実現に向けて、自分とは異なる立場や価値観の人々と協働しながら、自分の意見を積極的に発信し、コミュニケーションをとる力を養います。
他言語を学び、客観的に英語を捉える
複言語プログラム
複数の言語を学び、グローバル社会で活躍できる“マルチリンガル”への入り口として「複言語プログラム」を提供しています。国連公用語と、経済発展の著しい国々の11言語のなかから、1つの言語について初級、中級、上級と複数年にわたって段階的に学習できます。もちろん興味関心に基づいて複数の言語を受講することもできます。英語以外の言語を学ぶことで、客観的に英語を捉えることができ、さらに言語に対するあらたな知識を得たり、視点に気づいたりすることができます。
グローバル共生学科では、「複言語プログラム」の積極的な活用を推奨しています。複数の地域を学び、世界の今を理解するために設置された「エリアスタディーズ基盤・応用」の学習と関連させています。
また、各地域の言語とその背景にある地理・文化・社会などを学ぶことで、さらに深く各地域を理解できます。
「英語基幹プログラム」ってなに?
名古屋外国語大学ならではの英語の学び
名古屋外国語大学では英語を基盤言語とし、学生がすべての学科で一定レベル以上の英語力を身につけられるように、1年次の学生全員の必修科目として「英語基幹プログラム」を設置しています。名古屋外国語大学の英語教育の特徴の1つであるこのプログラムについて、より詳しくご紹介します。
ALL ENGLISHの“超”少人数制授業「PUT」
「PUT(パワーアップチュートリアル)」は、学生4人に対して外国人教員1人の“超”少人数授業です。高校までの受験英語ではスピーキング力に不安がある、英語をほとんど話す機会がなく自信が持てないといった日本人特有の悩みを解消する独自の教育システムです。少人数で話す機会が多いため、英語を話すことに対する緊張を和らげることができます。PUTの狙いは、スピーキング力と英語力に自信をつけることです。
アカデミックな英語学習の基盤をつくる「Core English」
「PUT」がスキルを重視した学びであるのに対して「Core English」は、食事や健康、旅行など、取り上げる内容を重視した学びです。両者の学びはクルマの両輪のように相互に関連しながら英語力を高めていきます。
「Core English」は、「PUT」同様にすべて英語で開講します。英語を使って、テーマの内容を吟味したり理解したりすることで、文法や文型、語彙と発音をしっかり学ぶことができます。4技能を徹底的に上達させ、大学4年間で使用するアカデミックな英語学習の基盤をつくりあげます。
総合的なリスニング力を育成する「Listening Comprehension」
「Listening Comprehension」は、聞いた英語を日本語に置き換えることなく理解することに特化した学びです。さまざまな長文を聞くことに慣れ、理解できる語彙を増やすなど、総合的なリスニング力の育成を目標としています。教材はリスニング教育の専門家たちが、英語を聞いて理解する方法を徹底的に研究して開発したものです。日常のリアルな場面を題材にしています。
検定試験の特徴を理解し、勉強法を学ぶ「TTI」
TTI(TOEIC® L&R・L&R・TOEFL®・IELTS™)では、各検定試験の特徴を理解し、勉強法を学びますが、スコアを上げることのみに重点を置いたものではなく、試験の先にある留学やグローバルビジネスの現場で対等に渡り合える英語運用能力を培うことが目的です。
TOEFL®とIELTS™(アイエルツ)は、非英語圏の人々が英語圏の大学で学ぶ英語力を有しているかどうかを評価する試験です。TOEIC®は、身近な内容からビジネスまで、英語でどれだけ幅広くやり取りできるかを測る試験です。いずれも世界的に高く評価されている試験で、世界中の人が受験するため、自分のレベルを国際的な基準で確認できます。